スズメバチvsミツバチ

前回に続きスズメバチの話題です。

日本ミツバチがオオスズメバチに対し集団で取り囲んで熱で殺してしまうことはよく知られています。一方、西洋ミツバチはそのような反撃の手段を持たず、襲われれば為されるがまま、というのが定説です。しかし、そんなことはありません。西洋ミツバチも必死に反撃します。写真はオオスズメバチに対して集団で反撃している西洋ミツバチです。集団で取り囲み、噛みついたり毒針を刺したりして攻撃しています。結局、このオオスズメバチは10分ぐらい攻め続けられ、とうとう絶命しました。

これは珍しい光景ではなく、我が養蜂場では結構頻繁に見られる光景です。しかし相手が一匹であれば何とかなっても、集団ではやはり太刀打ちできません。反撃する間もなく次々と噛み殺されていきます。

ミツバチを大好物としているはキイロスズメバチも同じですが、キイロスズメバチは集団で襲うことはなく、単独で、しかも1匹ずつ捕まえては近くの木の枝に戻って獲物を肉団子状態にし、巣に運んでいきます。したがってオオスズメバチのように全滅させられることはありません。しかし憎き存在であることに変わりはありません。これも見付け次第ハエ叩きで叩き潰すのですが、オオスズメバチよりも小さくて動きが速いので、動きが止まるのを待ちます。ミツバチを捕らえる瞬間にホバリング状態になるので、その隙を狙って一撃!

毎日2~30匹ぐらいのスズメバチを叩き殺しますが、敵も数が多いので気休め程度にしかなりません。それでも見つけるとそのままにはしておけないので、毎日巣箱の前でスズメバチ退治に勤しむことになります。

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スズメバチの季節

スズメバチの季節がやってきました。8月下旬から10月ぐらいまでスズメバチがミツバチを襲撃します。気の抜けない季節です。

もっとも恐ろしいのはオオスズメバチです。大きさは4~5センチもあり、まるでヘリコプターのような音を立てて飛び回る姿を見ると、恐怖感を覚えます。刺されれば死に至ることもあります。そんなオオスズメバチが集団でミツバチの巣箱を襲います。巣箱の入り口を集団で取り囲み、出入りするミツバチを片っ端からかみ殺していきます。巣箱の前はミツバチの死骸の山となります。入り口に金網を張ってあるので巣箱の中に入ることはできませんが、それでもミツバチの群は大打撃をこうむります。スズメバチ捕獲器を取り付けている巣箱もありますが、それでも万全ではありません。

写真は捕獲器で捕らえたオオスズメバチです。巨大な顎で金網を噛み切ろうとしています。捕獲器にかかるのは一部でしかありませんので、見付け次第こちらも戦闘態勢をとります。防護服で身を包み、ハエ叩きのような器具で叩き潰します。怖いなどとは言っていられません。とは言え、ずっと見張っているわけにもいきませんので、粘着タイプのねずみ取りをまわりに置いたりして対処しています。

他にもやや小型のキイロスズメバチも頻繁にやってきますが、そのお話しは次回ということにしましょう。

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