崩れる天気、下る天気

ジャガイモが芽吹きました。今年は遅霜もなく、順調に育ちそうですが、土の状態を見てください。カサカサに乾いています。このひと月の間、パラパラ程度の雨が数回あった程度で、本格的な雨は全く降っていません。畑は砂漠のような状態になっています。昨日は家が揺れるほどの強風でした。畑の土が舞い上げられ、視界が霞むほどでした。

農業をしていると天気予報は欠かさず見ることになるのですが、今朝の天気予報では予報士がこんなことを言っていました。「今日は昨日ほど気温は上がりませんが、風は収まり、雨の心配もありません。天気が崩れる心配はないでしょう。」

確かに青空が広がった晴天は気持ちのいいものですが、だからといって雨を全面的に悪者扱いするのもどうかと思います。雨が降るのは「心配」なことで、雨が降る日は「天気が崩れる」日という言い分は、かなり一方的な価値観を交えた表現です。人々の食を支える農業のことなどとんと眼中にないのでしょう。古代では雨乞いは為政者の重要な職務でした。天候による農作物への影響はまさに死活問題だったからです。今でも各地に昔から続く雨乞いの行事が残っています。

雨が降っては困る人もいれば降らなければ困る人もいる。前者が圧倒的に多いだろうからこれで良い、ということにいつのまにかなってしまったんでしょうね。その天気予報によると、明日からだんだん天気は下り坂で、明後日の日曜日は雨になるそうです。言葉遣いはともかく、農業従事者としてはその予報が当たることを祈るばかりです。

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