平成の終わりと万葉

今日は平成31年4月29日。明日で平成が終わりです。明後日からは令和という新しい元号の時代がスタートします。時間は区切りなどなく昨日から今日、今日から明日へと続くだけですが、呼び名が変わるだけで不思議と気分が変わる気がします。これがまさに改元の効果でしょう。

さて我が農園も改元で何が変わるわけでもありませんが、季節の推移だけは確実に変化をもたらしています。今、藤の花が満開です。といってもお隣さんの畑です。

新元号の「令和」が万葉集から取られたことが話題になりましたが、万葉集には様々な植物が詠まれていて、当時の人々が愛していた植物を知ることができます。藤の花を読んだ歌は26首あるそうです。万葉集には全部で4500首を超える歌が収録されていますから、26首が多いのか少ないのかわかりませんが、数えた人がいるんですね。

藤の花の色、紫は高貴な色として知られていますが、紫で思い出すのは紫式部。彼女は藤の花をことのほか愛したそうです。源氏物語でも「藤壺」「紫の上」など重要人物の名前として使われています。

毎年楽しませてくれるこのお隣さんの藤ですが、これを眺めながら万葉集に思いを馳せたことは今日まで一度もありませんでした。これも改元の効果と言えるかもしれません。

寒い春

早いもので4月も後半に入りました。今年は3月がとても暖かかったのですが、その後、急に寒くなり、4月に入ってからは震えるような寒さが続いて、連日強風が吹き荒れ、まるで3月と4月が入れ替わってしまったかのような天気が続きました。

3月の暖かさにつられて例年よりも1週間ほど早く、3月16日にジャガイモの種芋を蒔きましたが、その後の寒さで一向に芽が出ませんでした。先週、ようやくいくつかの芽が出ていることを確認しましたが、これほど発芽まで時間がかかったことはありません。

せっかく顔を出した芽も、その直後の遅霜にやられてしまいました。写真のように黒ずんでしまったは遅霜にあたったからです。ほとんど芽が出ていなかったのが幸いして、大きな被害はありませんでした。皮肉なものです。

農業は天候の影響をもろに受けてしまうのでいつものことではありますが、本当に難しいものだなと思います。今週に入って本格的に暖かくなってきたのでもう大丈夫でしょう。このまま順調にいけば、6月下旬には芋が食べられそうです。