野草の花(2)

写真はマルバルコウソウの花です。接写しているので大きく見えますが、実際には1センチにも満たない小さなラッパ型の花です。赤みがかった濃いオレンジ色で、葉の緑との対比がひときわ美しく、どこにでも生えている雑草でありながら、観葉植物として栽培する人もいるそうです。

その名の通りルコウソウの仲間で、ヒルガオ科サツマイモ属のツル性の植物です。ルコウソウは漢字で書くと縷紅草。縷というのは「糸のように細い」という意味で、その葉が細い針状なので付けられた名だそうです。葉が密生していると遠くからは霞がかかったように見え、レースのカーテンのような趣があるので、日よけとして栽培されることも多いそうです。そのルコウソウの一種で葉が丸いからマルバルコウソウ。なんだか自己矛盾ですね。「大きな小部屋」のような。

一斉に花が咲くときれいなのですが、雑草の例にもれず繁殖力は旺盛。ツル性なので何にでも絡みついて成長し、一面を覆いつくします。畑にとっては、見た目と違ってなかなか手強い相手です。