以前も書いたことがありますが、我が農園には雉が生息しています。雉は草むらに巣を作るので、草むらがないところには住み着きません。その点我が農園は安住の地と言えるでしょう。

写真はオスです。派手な色合いで、しかもけたたましい鳴き声を上げるので、すぐに見つけることができます。オスは自分の縄張りに定住していて、メスはオスの縄張りを渡り歩くのだそうです。雉の寿命は10年以上あるようなので、以前掲載した(2016年5月)写真のオスと同じ個体かもしれません。メスは全体が茶色であまり目立ちません。4月から7月にかけて卵を産んで子育てをします。我が農園でもその時期、メスの親子をよく見かけます。

雉は野菜の若芽をつつくので農園にとってはあまりありがたい存在とは言えませんが、カラスやヒヨドリ、ムクドリなどに比べて個体数が圧倒的に少ないのでさほどの影響はありません。畑の中を悠然と歩きまわっている雉を見かけるとなぜか心が和みます。しかも国鳥です。なんとなく有難味すら感じます。同じ鳥でもカラスとは大違いです。

雉は鳥でありながらニワトリと同じで大空をはばたいて飛ぶことができません。地上を歩き回る(時に走り回る)鳥です。でも全然飛べないわけではありません。天敵に襲われたり驚いた時には低空飛行で100メートルぐらい飛びます。近くで見るとなかなかの迫力です。一度飛んでいる姿を撮影したいと思っているのですが、なかなかタイミングよくそういう場面に出くわしません。やはり動物カメラマンにはかないませんね。

春到来

今年の冬は例年になく暖かで、厳しい寒さだった日は数えるほどでした。いつもだとこの時期、朝には霜が降りることもしばしばですが、今年はもう完全に春の装いです。以前にも書いたことがありますが、この時期に畑を彩っているのはオオイヌノフグリとホトケノザです。オオイヌノフグリの花は青、ホトケノザの花は紫。いずれもとても小さな花ですが、密集して生息しているので、あたかも絨毯を敷き詰めたかのように見えます。

写真はホトケノザの花のアップです。とても小さな花ですが、かなり複雑な形をしていますね。ホトケノザという名は葉の形が仏像の台座に似ていることからつけられた名だそうです。春の七草にあるホトケノザは別の植物で、コオニタビラコと言います。キク科の植物で黄色い花を付けます。こちらはシソ科の植物です。確かにこのホトケノザの葉は食べてもおいしそうには見えません。食べたことはありませんが。

もうそろそろ夏野菜の種まきやらジャガイモの種芋まきやら、本格的な農作業が始まります。過ぎてしまえば冬もあっという間でした。