何の花でしょう?

この写真の花、何の花でしょうか?

ヒント
①野菜です。
②スーパーには必ずあります。
③焼き鳥屋でもおなじみです。
④蕎麦屋でもおなじみです。
⑤鍋料理には欠かせません。

 こんなにヒントがなくてもわかりますよね。正解は長ネギです。いわゆるネギ坊主です。小さな花の集合体で、一つの花を取り出してみるとこんな形になっています。

 さてこのネギという植物、従来の形態的な分類方法ではユリ科の植物とされていましたが、DNA解析による新しい分類法(APG体系)ではヒガンバナ科ネギ亜科に分類されています。タマネギ、ニンニク、ラッキョウなどもみな同じ仲間です。

 まあ小難しいことはさておき、このネギ坊主ですが、実は食べられます。花が開ききる前のつぼみ状態のものを天ぷらにすると結構おいしく、酒の肴にはピッタリです。

 冬の間、鍋の必需品として食卓を賑わせた長ネギも、4月ごろになるとトウ立ちしてネギ坊主ができてしまいます。そうなるともう固くてネギとしては食べられません。家庭菜園でネギを作っている方、もしネギ坊主ができてしまったら早めにつぼみを摘んで天ぷらで食してみてください。珍味ですよ。

 ネギ坊主を放っておけば当然種ができます。最近はF1品種が多いので要注意ですが、その種を蒔けば当然芽が出ます。また、ネギ坊主をちょん切ってしまったネギをそのままさらに放置しておくと、やがて分けつして再生します。多くの農家はネギ坊主を切り取った後、新たな場所に移植して再生産しています。我が農園ももちろんそうして再利用しています。