ジャガイモの花―花の咲く芋、咲かない芋―

 3月中旬に蒔いたジャガイモが5月に入って次々と花を咲かせています。葉は青々として、いかにも盛んに光合成を行っているぞ、という感じ。6月になると花も終わって、時折小さなトマトのような実を付けます。次第に葉も元気を失っていきます。その頃には地下には芋が大きく育っていて、そろそろ収穫時期となります。あとわずかです。

 ジャガイモが青々と成長している5月、同じ芋でもサトイモはようやく芽が地上に現れてきます。その芽力は相当なもので、固まった表面の土を押し上げ、少々の石が乗っていても平気で持ち上げます。

 ジャガイモもサトイモも芋の部分は地下茎で、その点、根が太ったサツマイモとは異なります。でもいずれも芋から芽が出て繁殖する点では共通です。

 芋から繁殖するということは、交配していないということで、つまりは自己複製の繰り返しということになります。品質が悪かったり、病気を持っていたりするとそれが複製され続けることになりますから、良い種芋を用意することが重要になってきます。

 ところで冒頭に記した通り、ジャガイモは花を咲かせ、時に実もつけますが、サトイモやサツマイモは滅多に花が咲きません。いつもどこかに一輪ぐらい花が咲いていないものか見ているのですが、今までお目にかかったことがありません。さあ今年はどうでしょうか。