オクラ

 今、オクラの最盛期です。オクラはアオイ科の植物で、水戸黄門でお馴染みの徳川家三つ葉葵のあの葵の仲間です。意外ですね。日本で栽培されるようになったのは明治以降なので、歴史的には新しい野菜です。スーパーでよく見かけるのは五角形のオクラですが、丸いオクラもあります。ネバネバした食感が特徴で、栄養豊富。近頃は免疫力アップにつながる食材として注目されているようです。

 花の美しさは野菜の中でも一番ではないでしょうか。オクラを植えた一角は、真夏の畑の中でひときわ存在感を示しています。

 オクラの成長はとても速く、6月頃には10センチぐらいの背丈だったのが、その後グングン成長し、一月ほどであっという間に人間の背丈ほどになります。9月いっぱいまで成長を続けますが、その間、欠かすことなく花を咲かせて実をつけ続けます。生命力旺盛な植物です。

 実の成長も速く、開花してからほんの数日で収穫期を迎えます。オクラの実は大きくなると繊維が固くなってしまい、煮ても焼いても食べられなくなってしまうので、ほどよい大きさで収穫しなければなりません。収穫日が一日ズレただけでアウトになってしまいます。

 どのくらい成長が速いか、定点観測をしてみました。

花が咲きました。

翌日、すでに実ができ始めています。

花が咲いて二日目です。

花が咲いて四日目、ちょうど程よい大きさです。ここで収穫しないと翌日には大きくなりすぎて固くなってしまいます。

 野菜の天敵カメムシはオクラが大好物ですが、オクラの成長があまりにも速いため致命的な食害を受けることが少なく、その点でもありがたい野菜です。そろそろ夏バテ気味の皆さん、オクラをたくさん食べるとその生命力にあやかれるかもしれませんよ。