凍る冬

 この冬はとにかく寒い。朝晩の冷え込みは半端ではありません。早朝はほぼ毎日氷点下で、この数日は氷点下7度とか8度とかになります。これだけ気温が低くなるのはこのあたりでは記憶にありません。土も表面の数センチほどがカチンカチンに凍っていて、スコップも入りません。

 そんな低温下でも、冬を越すことのできる草は霜に覆われながら緑を保っています。 

 菜葉類も霜にまみれつつこの寒さに耐えています。

 畑には野菜ではない菜葉類がたくさん生えています。「野菜ではない」というのは野菜として育てるために種を撒いたものではないという意味です。野菜として育てていた白菜や小松菜などの種がこぼれて野生化したもので、そのような「野菜ではない」無数の菜葉が毎年勝手に生えてきて、逞しく育っています。上の写真もそんな菜葉です。陽が高くなって気温が上がってくるとそんな野生の菜葉もこの通り。

 すっかり萎れてしまっていますが、枯れてはいません。生きています。そのうち春が近づき暖かくなると元気を取り戻し、やがて花を咲かせます。それも立派な菜の花です。我が家ではその蕾を採って菜の花のおひたしにして食べています。春先の緑野菜が不足しがちな時期の貴重な食料です。

蝋梅、そして新春

 2021年が始まりました。年末からいつも通り庭の蝋梅の花が咲き始めました。この蝋梅、梅の字が入っていますが、梅の仲間ではありません。梅はバラ目バラ科、蝋梅はクスノキ目ロウバイ科で、親戚ですらありません。寒さに強く、日陰でも育つ丈夫な植物です。真っ先に春を知らせる植物でもあります。とは言え、寒さもこれから本格的となるこの時期、春の兆しを感じられるようになるのはまだまだ先のことです。

 蝋梅はいつも通り花を咲かせていますが、例年と違うのは今は新型コロナウイルスが猛威をふるっていること。去年はほぼ一年間、このコロナに振り回されました。そして新年早々の1月7日、東京・埼玉・神奈川・千葉には緊急事態宣言が発出されました。このコロナ禍、いつまで続くのでしょうか。今年の正月は初詣も自粛。蝋梅に心躍らせるいつもの正月ではありませんでした。