蕾(つぼみ)

 この数日、春のような暖かい日が続きました。畑の梅の木の蕾たちもだんだん膨らんできました。豊後梅です。まだ若い木なのであまり大きくはありませんが、それでも家庭用の梅酒を作るのには十分なくらいの実が採れます。

 家の庭では寒椿の蕾も大きく膨らんでいます。

 実はこれ、寒椿と書きましたが、実際のところよくわかりません。遅咲きの山茶花(サザンカ)かもしれません。これを植えた父はもう他界しているので、本当は何の木なのかよくわからないのです。庭にはこのほかに明らかに椿と判明している木も1本あるのですが、それに比べると葉が小さく周囲がギザギザしているし花も山茶花に近いような気がします。いろいろと調べたのですが、結局のところ寒椿なのかあるいは山茶花なのか、よくわかりませんでした。これだけよく似ているのだから我が家ではすべて椿で一緒くたにしています。

 椿も山茶花も夏になるとチャドクガが付くので、本当は伐ってしまいたいのですが、花を見るともったいなくて伐れずにいます。

 木瓜(ボケ)も蕾を付けています。

 この写真ではよくわかりませんが、木瓜はバラ科の植物で枝にトゲがあります。剪定が厄介なのでこれも伐ってしまいたいのですが、きれいな花を咲かせるのでこれも伐れずにいます。

 ところで蕾という漢字ですが、草冠に雷と書きます。なぜ雷なのでしょう。ネットで調べるといくつかの説が見つかります。一番もっともらしいのは、エネルギーが凝縮されていることを表しているという説でしょうか。いくつも重なったつぼみの状態を表しているという説や、単に音を示しているに過ぎないなどの説も。どうも決定的な説はないようですが、この漢字、両手の平を卵を包み込むように合わせた雰囲気があって好きです。

 こんな木々の蕾を眺めていると、春も近いのだなと実感します。ついこの前2021年が始まったばかりなのにもう2月! この分だとあっという間に年末になってしまいそうです。