ニンニクの芽

ニンニクは播種から収穫まで10ヵ月ぐらいかかります。野菜の中ではかなりの長期間を要する植物です。関東ではだいたい10月ぐらいが蒔き時です。種蒔きと言っても蒔くのはニンニクそのものです。要するに球根です。毎年収穫したニンニクの一部を種として残しておいて、そのニンニクの1片1片を種として蒔きます。

数日経つと発芽します。写真は発芽したニンニクで、これが本当のニンニクの芽です。スーパーで売っているニンニクの芽は実際には芽ではなく、花茎です。5月ごろになると花茎が伸びてきて花を咲かせます。その花茎を食べているんです。花が咲くのですから種(本当の)ができてもよさそうですが、通常はできません。球根で増やします。

商売に支障が出ると困るのであまり言いたくないのですが、お店で買ってきたニンニクの1片を庭やプランターに蒔いても同じように発芽します。来年5月ごろには新しいニンニクが収穫できます。でもなるべく買ってください。お願いしま~す。

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島らっきょうの花

島らっきょうの花が咲いています。今の時期の畑は、秋から冬にかけての野菜(ホウレンソウやハクサイ、ダイコンなど)が青々としてはいるものの、全体的にはあまり見た目がパッとしません。夏に生い茂っていた草もほとんど枯れてしまって、我が農場も一面が枯草色に染まっています。そんな中で、畑に彩りを与えているのが島らっきょうです。島らっきょうといえば沖縄ですが、本州は関東でも育ちます。写真のような紅色の可憐な花を咲かせます。

もうひとつ今の畑に彩りを与えているのがイヌタデのピンク色の花です。こちらは野菜ではなくて野草、タデの一種ですが食べられません。タデといえば「蓼食う虫も好き好き」と言われるくらいですから、決しておいしいものではありませんが、このイヌタデは食べることすらできません。役に立たないからイヌタデと呼ぶのだとか。この「イヌ」を犬と捉えている人もいるようですが、それでは犬は大迷惑。語源は「否(イナ)」と考えたほうが自然です。

inu

ところで先日、我が家の愛犬が畑で何やらムシャムシャとやっていました。見れば何とイヌタデの花を食べていた! 食べられないタデを犬が食べるから「イヌタデ」? ネットで調べてみましたが、そんな事例は見つかりませんでした。新発見か、それとも単に我が家の犬の食い意地がはっているだけなのか。真相はいかに。

ちなみにこのイヌタデの花言葉は「あなたのお役に立ちたい」。う~ん、なんとも感慨深いような……。

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ニラの花

ニラはとても丈夫な野菜です。種がどこからか飛んできて、畑のあちこちに自然に生えてきます。販売用に作るのならそれなりに手入れが必要ですが、自分で食べるだけなので放っておくだけです。

ニンニクやタマネギなどもそうですが、本格的に作る場合には花は咲かせません。トウだちして蕾ができてきたら摘んでしまいます。花に栄養分をとられてしまうからです。でも小さな白いニラの花はとても可憐です。眺めていると一時、真夏の暑さを忘れさせてくれます。

花が咲き終わると当然種ができます。その種がこぼれてどんどん増えていきますが、ニラは根っこでも増えていきます。植物の生命力を改めて感じさせられる野菜です。

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驟雨と虹

今年の夏は大気がとても不安定な状態が続いています。畑にいるとまわりがよく見回せるので、どのあたりで豪雨となっているかよくわかります。

つい先日も午後から天気が一変して激しい雨となりました。その直前、真っ黒な雲が東の空に広がっていました。かなり近いところで激しい雨が降っているようですが、こちらはまだ降ってはいません。西の空はまだ晴れていて太陽が出ています。このような時は必ず虹が出現します。

はやく片付けて雨宿りをしなければと思いつつ、見とれてしまいました。なんだか願いを叶えてくれそうな……。

結局この後、ずぶ濡れとなりました。

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落花生

落花生の花が咲いています。小さくて可憐な花です。そのうちこの花はしおれるように首を垂れ始め、地面に落下していきます。でも、牡丹のように花が落ちるわけではありません。花は細い茎でつながったままです。

不思議なことに枯れた花はそのまま土の中に顔を突っ込んで、地面の中で種子をつくります。それが落花生です。

種がふくらんで食べられるようになると、カラスがやってきて地面をほじくり返します。地面の中にもかかわらずカラスは種が食べ頃になってきたことを察知するのです。まったく憎きカラスですが、その頭の良さにはほとほと感心します。小径ファームではカラスに食べられないよう、ネットを張って育てています。

落花生と言えば通常は炒ったものを殻を割って食べますが、取り立ての落花生は塩ゆでが一番おいしいんです。生落花生はスーパーではまず手に入りません。見つけたら大ラッキーです。小径ファームはその生落花生をほんの一時期だけ販売します。お買い逃しのないよう、HPをこまめにチェックしていてくださいね。

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ビールに枝豆

ビールの季節がやってきました。最近の若い人はあまりビールを飲まなくなったそうですが、夏の夜、仕事を終えて喉に流し込むビールの味は格別。あの喜びを味わわないなんて何ともったいない! とビール党は思うのでありますが、さてビールと言えばつまみは枝豆。枝豆は栄養価も高く、つまみには最適だそうです。なにしろ枝豆は畑のお肉と言われる高タンパクのあの大豆ですからね。

正確に言うと枝豆が完熟したものが大豆です。豆類は要するに植物の種ですよね。エンドウは莢ごと食べますが、枝豆は種だけ食べます。

写真は枝豆の花です。白くてとても小さな花です。これがあの枝豆になり、やがては大豆になるなんて、花だけ見ていると思いも及びません。でもあと2週間ぐらいするとこれが枝豆になるんですね。

おいしいものは昆虫もよく知っています。枝豆はとくにカメムシが大好物。豆がふくらんでくるとカメムシが飛んできて豆に針を刺し、栄養分を吸い出してしまいます。そうなると豆はふくらみません。それを防ぐため、小径ファームでは枝豆を防虫ネットで覆います。農薬は使いません。だからどんなに食べても安心です。さあ、今年も飲んで食べるぞ!

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夏を告げるズッキーニ

いよいよ夏野菜の季節になってきました。真っ先に夏の到来を告げるのはズッキーニです。4月20日の記事で書いたように、ズッキーニはカボチャの仲間で、苗はカボチャと区別がつかないくらい似ていましたが、ここまで成長するともうまったく別物です。普通のカボチャのようにツルはありません。株元に次々と花が咲いて実がつきます。花が開くのは早朝だけで、日が高くなるとしぼんでしまいます。

実の成長はとても早く、1日で倍ぐらいの大きさになります。うっかり採り忘れるとバットのような実になってしまいます。雨の日が続いて2~3日収穫できない日が続くともう大変なことになります。

他の夏野菜たちも順調に成長しています。トマトもナスも次々と花を咲かせていますよ。収穫できる日が待ち遠しい!

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雉も鳴かずば…

小径ファームの農場には先祖代々、雉が住み着いています。ここでは雉が先住民です。カラスに襲われるので適度な草むらの茂みが必要のようで、その点我が農場は自慢にはなりませんが草むらだらけ。格好の住処なのでしょう。野菜をつつくので害鳥だという農家もありますが、何しろ先住民ですからここでは放置しています。

農場には我が家の犬もいて、時々雉を追いかけています。これで猿がいれば桃太郎ですが、さすがに川越には猿はいません。

この近辺では今田植えの時期を迎えています。小径ファームでは昨年から約1反の水田で稲作りを始めました。苗の成長からすると小径ファームの田植えは1週間後ぐらいになりそうです。

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ジャガイモの花

ジャガイモの花が咲きました。芽が出始めてからほぼ1ヶ月です。あっという間に成長していきます。

ジャガイモはナス科の植物なので、ナスの花に似ています。実もつくんですよ。小さなトマトのような実です。ちなみにトマトもナス科です。みんな仲間です。

ついでに言っておくと、ジャガイモの芋の部分は地下茎で、茎なんです。ところがサツマイモの芋は根っこです。同じように芋と言ってもこちらは仲間ではないんですね。

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キャベツの花

上の写真、何の花だと思いますか。キャベツです。キャベツはアブラナ科なので、要するにこれも菜の花です。ブロッコリーも同じで、食べている部分は花蕾なので、放っておくと同じような花が咲きます。

そのままにしておくと、当然ですが種ができます。その種を採取してまた蒔けば、同じキャベツやブロッコリーが採れるはずですよね。ところが、実はそうはいきません。

今の野菜は品種改良で一代交配(特性が子に受け継がれない)品種が多く、同じ特性を持った野菜が採取した種からはできないんです。だから農家は種を買い続けなければなりません。でなければ、新しい品種ではなく昔ながらの固定種を作り続けるか、どちらかです。

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