真冬のミツバチ

日差しは随分力強くなってきましたが、まだまだ寒い毎日です。巣箱が冷えすぎないよう、回りを保温材でくるんでいます。それと怖いのが餌切れ。巣箱の中に貯めてある蜜や花粉がなくなってしまうと餓死してしまいます。それを防ぐために時々砂糖水を与えます。

こんな真冬でも、天気が良くて暖かい日中は盛んに飛び回ります。見ていると、どこからか花粉を集めて運び込んでいるのがわかります。足の付け根に花粉の塊を付けていますね。あたりを見回しても視界の届く範囲内に花が咲いている気配はありません。どこから運んできたのでしょうか。

ミツバチは半径2~3㎞ぐらいは守備範囲だそうですので、どこかに花が咲いているのでしょう。よく見つけるものだと感心しますね。

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なんじゃこりゃ

正月の三が日はとても穏やかで暖かかったのですが、そのあとは急激に寒くなってきました。連続で氷ネタになりますが、今朝畑に行ってみると、水桶にはった水が凍っていました。見るとなんと三角形の氷が突き刺さっている。思わず「なんじゃこりゃ!」

360度、角度を変えてあらゆる方向から眺めてみても、間違いなく突き刺さっている! どうしてこんなことになったのかわからず、しばし呆然としました。そして少し冷静になって分析。まず考えられるのは誰かがいたずらをした…。でも普段ここに入ってくる人はまずいません。まったくありえないとは断言できませんが、わざわざこんなところに入ってきて、しかもこんな珍妙ないたずらをする人がいるというのは、非常に考えづらい。

とすると自然現象ということになりますが、考えられる可能性は…。たとえば、凍る際に膨張してその圧力で表面の氷が砕け、その一部が盛り上がって、そのまままた凍った。見ると平面になっている氷の表面が砕けた後のように凸凹している。

他には…、今のところ思いつきません。こんな現象初めてです。正月のミステリー。わかる人がいたら誰か教えてください。

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明けましておめでとうございます

あっという間に2017年になりました。時間が経つのが速すぎて、なんだか時間に置いてけぼりをくっているような気分です。

今年の正月は穏やかな晴天続きで、毎日昼間はポカポカ。それでも朝晩はかなり冷え込みます。このあたりは埼玉県でも特に寒いという話を以前しましたが、朝の冷え込みは半端ではありません。寒い朝にはご覧のとおり、分厚い氷がはります。田んぼに水を張っておけばスケートリンクができるのでは、と思うほどの冷え方です。

それでも昼は暖かいので、昨日、久々に蜂の巣箱を点検してみました。6箱のうち、1箱だけ元気のない群れがあって、ちょっと心配です。この群れは、昨年夏には一番元気があって、昨年の蜂蜜収穫量はダントツでトップだった群れですが、秋になって急速に元気がなくなりました。蜜を取り過ぎたということもないのに。なぜかはわかりません。何とか冬を持ちこたえてもらいたいものです。

幸いほかの群れは皆元気です。この真冬にも蜜を貯めている気配さえあります。今は天敵のスズメバチもいませんので、安心できるのでしょうか。

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花と蝶

畑の片隅に菊の花が咲きました。植えた訳ではなく、自然に生えてきた菊です。畑も少し放置しておくといろいろな植物が生えてきます。畑では野菜以外はすべて雑草ということになりますが、コスモスやカーネーションなど、雑草として刈り取ってしまうのはもったいないような植物が結構生えてきます。

時には杉や栗、椿などの樹木も生えてきます。そんな植物の芽を見ると、つくづく自然の営みの一環にあることを感じさせられます。

11月が例年になく寒かったかわりに12月に入ってから暖かい日が続いているので、菊の花も健気に咲き続けています。そこに、季節を間違えたのか蝶が一匹。いくら暖かいとはいえ、朝晩は霜が降りるほど冷え込みます。この蝶は今夜を持ちこたえることができるのか。そんな人間の心配にはお構いなく、花があれば蜜を吸う。はかない命ですが、それが生き物というものなのでしょう。

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雪が……

11月24日は天気予報通り雪が降りました。それもかなり本格的に。東京での11月の降雪は54年ぶりだそうですが、埼玉では14年ぶりだそうです。東京に比べると埼玉はやはり寒いんですね。夏は暑いですし。

写真は前回紹介したニンニクです。ニンニクは雪にも耐えます。完全に埋もれても枯れません。雪が溶けると顔を出します。こうして冬を越します。手前にはタマネギが植えてあります。細い葉が飛び出しているのが見えるでしょうか。タマネギもニンニク同様、寒さに耐えます。

埼玉の観測地は熊谷なので川越近辺のデータはよくわかりませんが、実は川越郊外や鶴ヶ島近辺は、秩父地方を除いた埼玉の平野部では一番寒いという話を聞いたことがあります。

それは実感としても確かにうなずけます。北部の深谷あたりでは真冬でもネギが元気よく青々と育っていますが、このあたりでは凍ってしまって地上部の葉は枯れてしまいます。ダイコンもホウレンソウも凍ります。ですから冬になると、ハウス栽培かトンネル栽培をしない限り、商売になるような野菜は作れません。

私も2~3年前まではトンネル栽培を試みていましたが、もうやめました。1人でやるには効率が悪く、しかも冬の間、強風が吹き抜けるので、ビニールが度々吹き飛ばされてしまうからです。そのかわり、サトイモを多めに作り、凍らないように対処して真冬の間でも出荷し続けます。

それでも冬は農家にとって厳しい季節です。とくに今年の冬は寒そうなので、新しい冬の過ごし方を考えなければ。

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ニンニクの芽

ニンニクは播種から収穫まで10ヵ月ぐらいかかります。野菜の中ではかなりの長期間を要する植物です。関東ではだいたい10月ぐらいが蒔き時です。種蒔きと言っても蒔くのはニンニクそのものです。要するに球根です。毎年収穫したニンニクの一部を種として残しておいて、そのニンニクの1片1片を種として蒔きます。

数日経つと発芽します。写真は発芽したニンニクで、これが本当のニンニクの芽です。スーパーで売っているニンニクの芽は実際には芽ではなく、花茎です。5月ごろになると花茎が伸びてきて花を咲かせます。その花茎を食べているんです。花が咲くのですから種(本当の)ができてもよさそうですが、通常はできません。球根で増やします。

商売に支障が出ると困るのであまり言いたくないのですが、お店で買ってきたニンニクの1片を庭やプランターに蒔いても同じように発芽します。来年5月ごろには新しいニンニクが収穫できます。でもなるべく買ってください。お願いしま~す。

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島らっきょうの花

島らっきょうの花が咲いています。今の時期の畑は、秋から冬にかけての野菜(ホウレンソウやハクサイ、ダイコンなど)が青々としてはいるものの、全体的にはあまり見た目がパッとしません。夏に生い茂っていた草もほとんど枯れてしまって、我が農場も一面が枯草色に染まっています。そんな中で、畑に彩りを与えているのが島らっきょうです。島らっきょうといえば沖縄ですが、本州は関東でも育ちます。写真のような紅色の可憐な花を咲かせます。

もうひとつ今の畑に彩りを与えているのがイヌタデのピンク色の花です。こちらは野菜ではなくて野草、タデの一種ですが食べられません。タデといえば「蓼食う虫も好き好き」と言われるくらいですから、決しておいしいものではありませんが、このイヌタデは食べることすらできません。役に立たないからイヌタデと呼ぶのだとか。この「イヌ」を犬と捉えている人もいるようですが、それでは犬は大迷惑。語源は「否(イナ)」と考えたほうが自然です。

inu

ところで先日、我が家の愛犬が畑で何やらムシャムシャとやっていました。見れば何とイヌタデの花を食べていた! 食べられないタデを犬が食べるから「イヌタデ」? ネットで調べてみましたが、そんな事例は見つかりませんでした。新発見か、それとも単に我が家の犬の食い意地がはっているだけなのか。真相はいかに。

ちなみにこのイヌタデの花言葉は「あなたのお役に立ちたい」。う~ん、なんとも感慨深いような……。

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スズメバチvsミツバチ

前回に続きスズメバチの話題です。

日本ミツバチがオオスズメバチに対し集団で取り囲んで熱で殺してしまうことはよく知られています。一方、西洋ミツバチはそのような反撃の手段を持たず、襲われれば為されるがまま、というのが定説です。しかし、そんなことはありません。西洋ミツバチも必死に反撃します。写真はオオスズメバチに対して集団で反撃している西洋ミツバチです。集団で取り囲み、噛みついたり毒針を刺したりして攻撃しています。結局、このオオスズメバチは10分ぐらい攻め続けられ、とうとう絶命しました。

これは珍しい光景ではなく、我が養蜂場では結構頻繁に見られる光景です。しかし相手が一匹であれば何とかなっても、集団ではやはり太刀打ちできません。反撃する間もなく次々と噛み殺されていきます。

ミツバチを大好物としているはキイロスズメバチも同じですが、キイロスズメバチは集団で襲うことはなく、単独で、しかも1匹ずつ捕まえては近くの木の枝に戻って獲物を肉団子状態にし、巣に運んでいきます。したがってオオスズメバチのように全滅させられることはありません。しかし憎き存在であることに変わりはありません。これも見付け次第ハエ叩きで叩き潰すのですが、オオスズメバチよりも小さくて動きが速いので、動きが止まるのを待ちます。ミツバチを捕らえる瞬間にホバリング状態になるので、その隙を狙って一撃!

毎日2~30匹ぐらいのスズメバチを叩き殺しますが、敵も数が多いので気休め程度にしかなりません。それでも見つけるとそのままにはしておけないので、毎日巣箱の前でスズメバチ退治に勤しむことになります。

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スズメバチの季節

スズメバチの季節がやってきました。8月下旬から10月ぐらいまでスズメバチがミツバチを襲撃します。気の抜けない季節です。

もっとも恐ろしいのはオオスズメバチです。大きさは4~5センチもあり、まるでヘリコプターのような音を立てて飛び回る姿を見ると、恐怖感を覚えます。刺されれば死に至ることもあります。そんなオオスズメバチが集団でミツバチの巣箱を襲います。巣箱の入り口を集団で取り囲み、出入りするミツバチを片っ端からかみ殺していきます。巣箱の前はミツバチの死骸の山となります。入り口に金網を張ってあるので巣箱の中に入ることはできませんが、それでもミツバチの群は大打撃をこうむります。スズメバチ捕獲器を取り付けている巣箱もありますが、それでも万全ではありません。

写真は捕獲器で捕らえたオオスズメバチです。巨大な顎で金網を噛み切ろうとしています。捕獲器にかかるのは一部でしかありませんので、見付け次第こちらも戦闘態勢をとります。防護服で身を包み、ハエ叩きのような器具で叩き潰します。怖いなどとは言っていられません。とは言え、ずっと見張っているわけにもいきませんので、粘着タイプのねずみ取りをまわりに置いたりして対処しています。

他にもやや小型のキイロスズメバチも頻繁にやってきますが、そのお話しは次回ということにしましょう。

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ニラの花

ニラはとても丈夫な野菜です。種がどこからか飛んできて、畑のあちこちに自然に生えてきます。販売用に作るのならそれなりに手入れが必要ですが、自分で食べるだけなので放っておくだけです。

ニンニクやタマネギなどもそうですが、本格的に作る場合には花は咲かせません。トウだちして蕾ができてきたら摘んでしまいます。花に栄養分をとられてしまうからです。でも小さな白いニラの花はとても可憐です。眺めていると一時、真夏の暑さを忘れさせてくれます。

花が咲き終わると当然種ができます。その種がこぼれてどんどん増えていきますが、ニラは根っこでも増えていきます。植物の生命力を改めて感じさせられる野菜です。

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