昆虫の季節

夏は昆虫の季節。長い幼虫期間を経て夏に成虫となった昆虫が畑にもたくさんやってきます。

子供の頃、夏休みの楽しみの一つに昆虫取りがありました。虫かごと虫取り網を持って野山をかけずり回ったものです。現代っ子は虫に触ることができない子が多いとか。かくいう我が家の長男も、子供の頃セミを怖がっていました。そんな今の子供たちにもカブトムシやクワガタはやはり人気があるようです。

我が農園にはカブトムシが生息しています。畑の一画で落ち葉堆肥を作っていたのですが、ある時、堆肥を取ろうとすると中から巨大なカブトムシの幼虫がウヨウヨ。そこがカブトムシの幼虫にとってとても居心地がいい場所だったようで、カブトムシのハウスと化していました。結局、堆肥はあきらめてカブトムシたちにハウスを提供することにしました。毎年夏になると、成虫となったカブトムシが破裂したスイカなどに集まってきます。

近所のホームセンターではオス1匹598円で売っていました。野菜を作るより儲かるかも…。なんだか複雑な気分です。

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変なの

ときどき変な野菜が採れます。写真のキュウリはまるで赤ん坊をだっこしているように見えますね。

よく見るのは大根やニンジンなどの根菜類。二股や三股に割れやすいので毎度おなじみです。以前我が農場でもこんなニンジンが採れました。

根菜類は成長過程で小石などの障害物にあたるとこういうことが起こります。これはただのニンジンです。正真正銘ニンジンです。…しかし、なんだか別のものに見えてしまいますね。こう並べてみるとニンマリしてしまいます。なんとも微笑ましいような。人間の目って不思議です。ただのジンジンですからもちろん食べられます。が、食べられませんでした。なんだか痛々しそうで。

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いずれあやめかかきつばた

畑にはいろいろな植物が自然に生えてくるという話を以前しましたが、今年は写真のアヤメが現れました。去年までは影も形もありませんでした。種が飛んできて生えたのでしょうか。アヤメは種から育てると花が咲くまで3年ぐらいかかるそうなので、去年は葉っぱだけ生えていたのかもしれません。

ところでアヤメによく似た植物にカキツバタがあります。なかなか両者の区別はつきにくいのですが、アヤメは畑など乾燥したところでも育ち、カキツバタは湿地帯に育つそうなので、これはアヤメでしょう。

アヤメもカキツバタも漢字で書くと菖蒲。ややこしいことこの上ない。おまけに花菖蒲という種類もあって、ますますややこしくなります。その上、菖蒲湯にいれる菖蒲は全然別物で、サトイモに近い種類とか。花もまったく別物です。なのにこれも菖蒲。頭がこんがらがってしまいます。何でこんなことになったのか、結局昔の人はそれぞれの区別がつかないから全部ひっくるめて菖蒲にしてしまったのでは? というのは穿ち過ぎでしょうか。

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つくしんぼ

春になると一斉に植物の芽が吹き出しますが、中でも春の風物詩の代表格がツクシではないでしょうか。漢字で書くと土筆です。昔の人は命名が上手だなと感心します。子どものころは「つくしんぼ」といって喜んで摘んでいました。今の子供たちはあまり馴染みがないのでしょうか。

このツクシですが、植物としての名称はスギナで、そのスギナの胞子茎がツクシです。私は恥ずかしいことに、自分が農業を始めるまでその事実を知りませんでした。スギナもよく見かけますし、ツクシも子どものころから馴染んでいましたが、その両者が一つの植物として結びついてはいませんでした。

実はこのスギナは農業にとってはとても厄介な植物です。とにかく繁殖力が旺盛なのです。スギナが生えたからとうっかり耕運機やトラクタで畝ってしまうともう大変。ちぎれた地下茎から一斉に新たなスギナがはえ出てきます。除草剤もあまり効きません。根気強く引き抜いて処分するしかありません。土が酸性になると生えるそうなので、土の状態がある程度わかることがあえて利点と言えば利点です。

本格的な春の到来は、草刈りの季節の到来でもあります。これから秋まで、ひたすら草刈りに追われる日々が始まります。

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発芽

種蒔きの季節になりました。

2週間ぐらい前に蒔いたブロッコリーがようやく数日前に発芽しました。少し寒かったせいか結構日にちがかかりましたが、無事発芽。双葉が開きました。ブロッコリーの1週間後にキャベツの種も蒔きましたが、こちらはまだ発芽していません。暖かいと数日で芽が出るのですが、なかなか芽が出てきません。

夏野菜の定番、トマト・ナスなども種を蒔いてハウスの中に入れていますが、まだ発芽していません。そんなに寒い印象はないのですが、どうも今年は全般的に時間がかかっています。しっかりとした温度管理設備の整った苗屋さんであれば5月の連休ごろに植え付けられるように苗を作っていきますが、我が農場にはそんな設備はないので、ハウスと踏み込み温床で苗を育てています。定植できるような苗にまで成長するのがいつになるかはその年の天候次第です。この分だと、ただでさえ発芽までに時間がかかるピーマンなどはいつ定植できるやら。

写真のブロッコリーは、あと2週間ぐらいすると畑に定植できるぐらいに成長します。収穫できるのは6月中旬ごろでしょうか。いよいよ今年も本格的な畑仕事が始まります。

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春はもうすぐ

立春を過ぎてもまだまだ寒い日が続きますが、それでも季節は少しずつ動いています。すでに梅の花は満開に近く、桜の木々もこころなしか枝の花芽が膨らんできているような気がします。

畑はというと、まだまだ冬景色。でもよく見ると、春の訪れを告げる小さな花があちこちに咲いています。写真の青い花はオオイヌノフグリ。とても小さな花ですが、よーく見ると結構きれいな花です。日本の在来種にイヌノフグリというもっと小さな草花があるのですが、これは外来種。ここでも外来種が在来種を駆逐しているようです。イヌノフグリというのは何とも滑稽な名前ですが、種の形が犬のタマタマに似ているからだそう。種ができたら観察してみましょう。

ピンクの花はホトケノザ。春の七草に入っているホトケノザは本当はコオニタビラコという別種だそうです。ややこしいですね。このホトケノザは食べられませんのでご注意を。

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真冬のミツバチ

日差しは随分力強くなってきましたが、まだまだ寒い毎日です。巣箱が冷えすぎないよう、回りを保温材でくるんでいます。それと怖いのが餌切れ。巣箱の中に貯めてある蜜や花粉がなくなってしまうと餓死してしまいます。それを防ぐために時々砂糖水を与えます。

こんな真冬でも、天気が良くて暖かい日中は盛んに飛び回ります。見ていると、どこからか花粉を集めて運び込んでいるのがわかります。足の付け根に花粉の塊を付けていますね。あたりを見回しても視界の届く範囲内に花が咲いている気配はありません。どこから運んできたのでしょうか。

ミツバチは半径2~3㎞ぐらいは守備範囲だそうですので、どこかに花が咲いているのでしょう。よく見つけるものだと感心しますね。

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なんじゃこりゃ

正月の三が日はとても穏やかで暖かかったのですが、そのあとは急激に寒くなってきました。連続で氷ネタになりますが、今朝畑に行ってみると、水桶にはった水が凍っていました。見るとなんと三角形の氷が突き刺さっている。思わず「なんじゃこりゃ!」

360度、角度を変えてあらゆる方向から眺めてみても、間違いなく突き刺さっている! どうしてこんなことになったのかわからず、しばし呆然としました。そして少し冷静になって分析。まず考えられるのは誰かがいたずらをした…。でも普段ここに入ってくる人はまずいません。まったくありえないとは断言できませんが、わざわざこんなところに入ってきて、しかもこんな珍妙ないたずらをする人がいるというのは、非常に考えづらい。

とすると自然現象ということになりますが、考えられる可能性は…。たとえば、凍る際に膨張してその圧力で表面の氷が砕け、その一部が盛り上がって、そのまままた凍った。見ると平面になっている氷の表面が砕けた後のように凸凹している。

他には…、今のところ思いつきません。こんな現象初めてです。正月のミステリー。わかる人がいたら誰か教えてください。

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明けましておめでとうございます

あっという間に2017年になりました。時間が経つのが速すぎて、なんだか時間に置いてけぼりをくっているような気分です。

今年の正月は穏やかな晴天続きで、毎日昼間はポカポカ。それでも朝晩はかなり冷え込みます。このあたりは埼玉県でも特に寒いという話を以前しましたが、朝の冷え込みは半端ではありません。寒い朝にはご覧のとおり、分厚い氷がはります。田んぼに水を張っておけばスケートリンクができるのでは、と思うほどの冷え方です。

それでも昼は暖かいので、昨日、久々に蜂の巣箱を点検してみました。6箱のうち、1箱だけ元気のない群れがあって、ちょっと心配です。この群れは、昨年夏には一番元気があって、昨年の蜂蜜収穫量はダントツでトップだった群れですが、秋になって急速に元気がなくなりました。蜜を取り過ぎたということもないのに。なぜかはわかりません。何とか冬を持ちこたえてもらいたいものです。

幸いほかの群れは皆元気です。この真冬にも蜜を貯めている気配さえあります。今は天敵のスズメバチもいませんので、安心できるのでしょうか。

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花と蝶

畑の片隅に菊の花が咲きました。植えた訳ではなく、自然に生えてきた菊です。畑も少し放置しておくといろいろな植物が生えてきます。畑では野菜以外はすべて雑草ということになりますが、コスモスやカーネーションなど、雑草として刈り取ってしまうのはもったいないような植物が結構生えてきます。

時には杉や栗、椿などの樹木も生えてきます。そんな植物の芽を見ると、つくづく自然の営みの一環にあることを感じさせられます。

11月が例年になく寒かったかわりに12月に入ってから暖かい日が続いているので、菊の花も健気に咲き続けています。そこに、季節を間違えたのか蝶が一匹。いくら暖かいとはいえ、朝晩は霜が降りるほど冷え込みます。この蝶は今夜を持ちこたえることができるのか。そんな人間の心配にはお構いなく、花があれば蜜を吸う。はかない命ですが、それが生き物というものなのでしょう。

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